私は、鉛筆なめなめ評価制度、つまりは、経営者が感覚で評価をして給与額を決定する制度(制度?)の肯定派です。
中小企業、20人~30人までの組織であれば、経営者が社員・パートの名前と顔が一致するはずです。
どれだけの仕事をしているかというところも把握できているはずです。
そうであれば、生きる経営理念、生きる行動指針である経営者が、人間的な好き嫌いは別として、こいつは貢献している、こいつは手放したくない、こいつはさぼっている、こいつはできるのにやらない等、感覚で評価しても、その組織における評価として適正であることが多いからです。
組織を私物化という表現もあるかもしれませんが、大企業ならまだしも、中小企業だと現実的には組織は私物です。
経営者は自身でリスクを抱えて日々経営しているわけですから。
そんな経営者が、自分の思うような給与を払えないというのは、なんともおかしな話です。
もちろん、その評価が間違っているかもしれませんが、それは、ご本人が責任を取られるわけです。
だから、もう少し増えてきて、社員の顔と名前が一致しなくなったときに、賃金・評価制度を導入しても、経営者の評価と制度の評価に違和感があってはいけないと思うのです。
私が、制度設計をするときに、いつも大事にしていることですので、この項目の最初とブログとして記載させていただきました。
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