賃金・評価制度を作成するにあたって、何が一番大切でしょう。
それは、その賃金・評価制度によって作られる賃金が、経営者の意図が現れたものになることです。
何故なら、賃金というものは、経営者からの何よりわかりやすいメッセージだからです。
厚遇・高給になれば、
『あなたには、絶対に居てもらわなければならない。日々良く頑張ってくれてありがとう。』
というメッセージになります。
薄遇・低給になれば、
『あなたでなければならない必要はなく、あなたが他へ転職したら、また採用します。』
というメッセージになります。
そんな意図がなかったとしても、結果的にそうなります。
賃金が高いから?低いから?
そうではなくて、賃金は評価を現す、最もわかりやすい指標だからです。
高い賃金を得ている社員が、経営者が理想とする社員像だと、他の社員は思います。
低い賃金しかもらえない社員の言動・行動は、経営者が良く思わない言動・行動なのだと、他の社員は思います。
賃金・評価制度とは、そこで働く社員が、経営者が理想とする社員になっていくことの手助けになるものでなければならないのです。
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