『他のスタッフが話したり、行動したことで、“良いなぁ”と感じたことを来週報告してください。』
今回の題材は宿題型です。
スタッフの多くは、例え真面目な人であっても、いえ、真面目な人ほど、自身の責務を果たすことに一生懸命です。
しかし、自身の責務の範疇に誤解があれば、やるべきこともできないですし、行き過ぎれば、チームワークのかけらもない仕事のやり方になってしまいます。
だから、他の人を見てもらうのです。
組織が陥るワナのひとつに、個人能力への依存という問題があります。
良いことは、みんなができるようになるほうが良いですし、いざその人が退職となった場合には、一気に戦力ダウンしてしまうことになります。
意識的に他者を見ることのメリットは大きくわけると4つあります。
ひとつは、『他者の良いところを探すことで、学ぶことができる。』
ひとつは、『他者の良いところを見つけることで、好意的になれる。』
ひとつは、『見られていることを意識して行動が改善する。』
ひとつは、『頑張っていることを見てもらえるので、承認欲求が満たされる。』
初めは、大した意見や感想も出てこないかもしれませんが、プラス要素を探すことを目的にお互いを見ること自体が、前述のメリットを生み出してくれるのです。
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