あなたがこのクリニックで働いてきて、患者さんとの関わりの中で一番うれしいと感じたときはどんなときですか?』
成功体験をお話いただく題材です。
ミーティングの始めにしていただくと、そのあとの発言もスムーズに進む質問です。
他者の成功体験を聞くことは、大きな学びになります。
また、自身の成功体験を振り返ることも、それ以上に大きな学びになります。
基本的には、みなさん、患者さんに喜んでもらおうと働いているはずです。
ただ、面倒くさい、しんどいなどの理由からもう一歩踏み出せていないケースも多々あるでしょう。
あるいは自身の成功パターンに気づいていないケースもあります。
お互いに話していく中で、先生は、『お互いを見習ってこうしよう!ああしよう!』と言いたくなると思いますが、そこは踏みとどまってください。
先生がそう言った途端、それは業務命令となり、やらされること、しないといけないことになるからです。
単純に、『そんなことがあったんだ。うれしいね。』と私目線の感想を述べてください。Iメッセージによる承認です。
これを定期的に行っていけば、そこは、プラスのエネルギーが充満した気持ちの良い空間になっていきます。
定期的に行うためには、いわゆる『いいことさがし』をしないといけないことになります。
この『いいことさがし』もプラスの効果につながります。
そんな単純にうまく行くか!
あいつらが『いいことさがし』なんかするわけない!
そう思うかもしれません。
確かに雰囲気が悪いとなかなかこうスムーズにはいかないものです。
そんな時、大事なのは…。
先生から始めることです。
初回から数回は先生だけが発表して、そのあと、いつからという予告の上、みなさんにもやっていただきます。
こういうことは、実はみんな良いことだと思っていますが、恥ずかしくてなかなか本気でできないもの。
組織を変えたい、雰囲気を変えたい、もっと楽しい空間にしたいと先生が思っていらっしゃるなら、先生からその恥ずかしさを突破してみてください。
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