いつも、訪問の際にその医院さんのホームページの閲覧数の資料をチェック・提示するのですが、その数に少し変化が出ていました。
基本的には、来院患者数と同じような曲線を描きます。世の中の医療機関への関心自体が、来院患者数に比例するのは当たり前の話です。
しかし、昨年同時期に比べても落ち込んでいましたので、内容を細かく見ていきますと…。
リスティング広告の掲載順位が下がってきていました。
※リスティング広告
google yahoo での検索において、通常の検索とは別枠で、最上部や右側に『クリックしてもらってホームページを見てもらえたら費用を払う』というルールで表示してもらえるもの。
10円未満から単価設定でき、入札単価が高いものから上位に表示してもらえる。
医療機関のリスティングの基本である、『地域+診療科目』の場合、多くは9円等の設定で問題なく、検索結果の1画面目に表示されていました。
しかし、順位が下がってスクロールしないと見えない位置や、2ページ目での表示になってしまっていたのです。
すなわち、入札単価が上ってしまった、新規広告が増えたということです。
実際に中身を見ていくと、医療系求人サイトの広告が多い様子。
ただ、それだけではなく、たしかに以前見かけなかった医院名の広告が出ています。
リスティング広告は単価が上がってくると、その費用対効果の検討がシビアに必要になってきます。
上ってきたとはいえ、医療機関に関係するキーワード、『地域+診療科目』ではまだまだお安いので、あまり深く考えずに手を出しても損をすることは考えにくいです。
しかし、これもまた、近い将来、難しい状況を迎えるかもしれません。
増患・集患はホームページが全てではありません。
今どき、ホームページをお持ちでない医院・クリニックに行ってみると、案外ものすごく流行っていたりします。
しかし、ホームページも総合的な要素の一つとしてかなり重要です。
引っ越してきた人や、他地域に住む子供が親の通う医療機関を探す場合などは、ホームページ経由になることが多いでしょう。
そして、口コミの裏付け確認のために訪れるケースも多いです。
まだ、リスティング広告は美味しい状況にあります。が、少しずつみんな始めていますよ。
重い腰をあげるころには、使い物にならないくらい単価が上がっているかもしれませんね。
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