昨日は、増患コンサルティングでお付き合いさせていただいている医院さんとの打ち合わせでした。
昔ながらの古き良き医院で、増患施策の全てがなされていない医院さんです。
現状は右肩下がりで、ある意味順調に患者さんが減ってしまっています。
近隣のクリニックの親子承継による経営スタイルの変化。
近隣の大型商業施設の建設とそれに伴うクリニック開業。
ある種、当たり前に患者数が減っている状況です。
先生はいろんなことをやりたいと思っておられます。
増えなくても、この右肩下がりを止めたい。
そんな気持ちからお付き合いが始まった医院さんです。
こちらへ私が提案したのは、スタッフの意識改革。
とにかく、打つ手は山のようにありますが、高齢かつ承継者がいないので、
大きなコストをかけるのはリスクが伴います。
そうした背景もありますが、それ以上に、増患にはスタッフの協力が必須だからです。
例え、施策が成功して患者さんを呼ぶことができても、スタッフの対応が悪ければ、せっかく呼び込んだ患者さんも離れていきます。
場合によっては、ネガティブキャンペーンをしているとも言えるかもしれません。
ですから、スタッフを味方につけて、医院一丸となって患者さんを増やそうというムードを作りあげることが一番大切で、そうしておけば、実際に患者さんが増えてもスムーズに対応できる土壌が出来上がっていきます。
しかし、今回は先方の要望により後回しになりました。
現状で意識改革に取り組んでも効果が見込めないと…。
これも正解だと思います。
他人を変えることはできない。
できるのは自分で変わるきっかけを与えることだけです。
環境が整っていない今では、変わるきっかけを拒否しておしまいということにもなりかねないわけです。
で、今回行うのは…。
先生が変わろうとしていることを見せるということです。
そのためのいくつかの施策の実行、先生が先頭になって変わろうとされる姿を見てもらうことから始めます。
本来なら、あまりコンサルティングにならないお客様です。
何しろ、条件があまり良くありません。
でも…。
こういう雰囲気の医院さん。たくさんあります。
増患をあきらめた雰囲気のところが多いです。
そんな先生方の希望になるような事例にしたいです。
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