最近、なぜか、労働基準監督署やハローワークに出向く機会があったので、厚生労働省のリーフレットを集めてみました。
その内容によって、現在、厚生労働省として改善が必要と力を入れている内容がうかがい知れますので、今日はそのあたりについての内容にしてみます。
キーワード①
『労働時間等設定改善』
なんとも、伝わりにくい言葉をキーワードに選んだなという感じがしますが、
平たく言えば、長時間労働撲滅です…。
ただ、まあ、これまで『過重労働は危険です!』と訴え続けてきて効果がなかったわけですから、マイナスイメージによる恐怖を与えるという手段から、プラスイメージの前向きな伝え方に変えたというところで効果が上がることを祈りましょう…。
また、『他の事業主と取引をする際に、時間外労働につながるような無理を言うのは控えましょう!』といったような呼びかけがありました…。
ある意味、凄いことだと思います。
キーワード②
『子育て支援』
育児休業取得促進等助成金
労働時間等設定改善推進助成金
後者の助成金のリーフレットのなかでは、『20代後半から30代』というはっきりとした世代設定がなされていたりしています。
本人への給付が、限界まで手厚くなってきているので、さらに、企業側を援助して、休みやすい、短時間勤務しやすい環境を作ろうという試みだと思われます。
が…。
実際には休むことでの『浦島太郎』が問題なんですけどね。
怖くて休めないですよ…。私も…。
キーワード③
『有給休暇取得促進』
労働時間等設定改善の中で繰り返し出てくる内容です。
労働時間見直しガイドラインというリーフレットの中で、厚生労働省の有給休暇に対する考え方、以前ご紹介しましたが、明確に記載されていました。
●企業の活力や競争力の源泉である有能な人材の確保・育成・定着の可能性を高めるものです。
●企業にとっては、「コスト」としてではなく、「明日への投資」として積極的にとらえていく必要があります。
(労働時間等設定改善の基本的な考え方として)
でも、実際にそうだと思います。
労働者も休暇や時短を権利として主張せず、経営者も長時間労働を義務とせず、お互いにベストなパフォーマンスを目指して、効率の良い働き方を実現する。
言葉で言うのは簡単ですね。
参考までにダウンロードできるようにしておきます。
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