突然、今日はQ&Aを休んで、本のご紹介。
先日、ある社長とお話していて、話が採用時に何を基準に選考しているかということになりました。
その社長が話してくれたのは、個性学というもの。
一昔流行った動物占いの元になっているものだそうです。
占いの中身は別としまして…。
もともと、私、占いの類って全く興味がなかったんですね。血液型にしても、星座にしても、なんにしても…。
おぼろげに統計学と絡んでいるので、適当になされているわけではないが、人間は環境や生き方でいくらでも変わっていくのに、分類してしまおうとすること自体おかしいかなと思っていたわけです。
が、その社長の言葉がかなりグサリと刺さったんです。そのまま覚えてないので、要旨になりますが…。
『長所と短所は表裏一体と言いますが、見方の違いだけですよね。Aさんの価値基準では“慎重・思慮深い”だったとしても、Bさんの価値基準では“優柔不断”だったりする。この違いを埋めるための共通言語として個性学を使っているんです。』
上記のように相手と価値観が違えば、当然、やり方も変わるし、評価も変わる。普通にぶつかってもけんかになるだけです。
しかし、相手の価値基準を分かってあげることによって、共通言語を発見する、つまりは相手の立場・考え方に寄り添ってあげることで、その差を埋めていくことができる。共感を作ることができる。
この共通言語という言葉が私にはしっくりきたんですね。
いろんな考え方があって、どれも別に悪いことではない。
でも、一緒に働いていく、働いてもらうには、価値基準が全く違うとうまくいくはずがないわけです。
期限ギリギリにしか、提出してこない部下。
上司からすると、もっと早く出してくれば良いのにとイライラしていることもあるでしょう。
でも、性格上期限ギリギリにしか出せない人はいます。
イライラ状態で歩み寄らないままだと、せっかく提出してきた部下に
『もっと早めに出してもらわないと困るよ!』
と一喝することになるかもしれません。
しかし、相手の本質をわかろうとしてあげれば、遅れることがあれば問題でしょうが、そうでないなら、
『お前はそういう奴やもんな、お尻に火がついたらしっかり責任を持ってやりきるからな。』
と言ってあげられることができます。
もちろん、この社長も、個性学が全てではなく、判断材料のひとつで、生き方や環境で変わってしまうことがあるこという認識のもとで、それでも、相手をわかろうとする手段として使っておられます。
もしかすると、これを読んでいるみなさんには、とてつもなく当たり前のことなのかもしれませんが、『相手のことを知るための手段として占いを使う』という概念がなかった私には目からウロコでした。
で、上記は、個性学のホームページで紹介されていた、入門書?
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昨日到着して、そのかわいさにうっとりしながら、今までと違った見方で占い本を、いや、初めて占い本を読んでおります。
ちなみに下は、相性占いだそうです…。
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