【質問】
求人を出したいのですが、時給をいくらにするか迷っています…。
【回答】
時給を決定する際は、以下を参考にして決定してください。
・同じ業種・業務の時給
・同じ地域の時給
・既存雇用者の時給
・最低賃金
既存のアルバイトさんやパートさんの不満につながってはいけません。
とはいえ、応募がないような状態では困ります。
これらを確認しながら、折り合うところを探していきましょう。
【解説】
求人における時給は、販売チラシにおける価格です。
たくさんの人に応募してもらおうとすれば高いほうが良いわけですが、損益を決定する大きな要素となるものです。
一定数の応募者があって、かつ高すぎず、すでに働いてもらっている人に不満を感じさせない設定が必要になります。
回答のところで、同業種同職種の時給、同じ地域の時給という話をしています。
どうすればわかるか…。
今、求人を出したとして、応募者が何と比較をするか…。
別の求人です。
今やインターネット上にかなり多くの求人サイトが存在しています。ハローワークの求人もインターネットで調べることができます。
少し調べれば、同業種同職種の賃金相場はわかってきます。
地域についても同様です。
インターネットが使えないのであれば、日曜日の新聞には、折り込み求人チラシがどさっと入っています。数週間集めれば立派なデータベースになります。
無料の求人情報誌や、有料でも安価な求人情報誌を手に入れれば、ハローワークの求人情報だって有益な情報になります。
目的は応募者に応募してもらうことですから、応募者目線で、他の求人より魅力的な求人にすることが大切になるわけです。
求人票の表現方法なども、これは良いなと思うものがあれば参考にすれば良いわけです。
そこまでいけば、相場程度の時給なのか、相場より少し高めの時給なのか、低めなのか。
そこは方針によって決定できるはずなので、あと少しです。
すでに働いてもらっている人の採用時の時給、現在の時給などを確認して、今回出そうとする時給を見たときに、不満を感じないかを確認します。
感じそうであれば、時給アップなのか、特別賞与なのか、時代の相場でそうなることを詫びておくのか、何らかの気遣いが必要でしょう。
最後に念のため、最低賃金を確認して、時給を確定させます。
高めの設定をすることが不安であれば、試用期間中の時間給を少し下げておくのも一つの手段ですが、短期間の試用期間なら、時給が100円違っても、3万円~6万円程度の違いでしょうか?
初期設定の時間給から予測される応募者の数、実際の応募者の数などを考えながら、検討してみてください。
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