12月6日からのシリーズ記事です。
問題提起編はこちらをどうぞ。
さて、昨日のブログの最後の言葉。
『だから、うやむやにするのやめません?』
私も、かつては、いえ最近まで、経営者を守るための就業規則という大義名分の下、かなり小難しい就業規則を作っていました。
規則・規程は厳しくしておいて、実際の運用は緩めておけば良い。
今の社員は大丈夫でも、今後、どんな社員が入ってくるかもわからないので。
というスタンスでした。
経営者の100%味方という概念のもと、規則・規程上は圧倒的に経営者有利の就業規則を作ってきたわけです。
読む気が起きない就業規則の、理解できないような文章で、圧倒的に経営者有利・労働者不利となる条件を整えてきたわけです。
で、そこに何が生まれたのか…。
『労働者の不満』です。
もちろん、私が就業規則を作成した会社・組織の中のごく一部でです。
もしかすると、ちゃんと読んでくれて理解してくれたからこそ、生じた不満なのかもしれません。
しかし、労働者の不満は、必ず、その会社・組織の業績に悪い影響を与えます。
従業員満足度は、従業員の働きに確実に影響を与えます。
そんなことは二度と起きて欲しくないのです。
経営者の100%味方であるなら、労働者の不満になるような就業規則を作ってはいけないのです。
ちょうど時代は、労働者の権利主張の時代。
ごまかしても、あいまいにしても、いざというときにははっきりさせられてしまいます。
ごまかしやあいまいが、相互の都合の良い解釈につながります。そもそもごまかしたりあいまいにしようとしていたことですから、確実に不満要素になってしまいます。
どうせ、そうなるなら、初めから、はっきりさせませんか?
そのために、『誰でも読める、誰でもわかる就業規則』が必要になるのです。
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