労務関係のリスクと言って、何が思い浮かぶでしょう?
『労働者から訴えられるかもしれない。』
『労働基準監督署の調査で、是正勧告を受けるかもしれない。』
『労働者がやる気をなくして、業績が下がるかもしれない。』
これらは間違いなく、労務関係のリスクです。
では、具体的にどういった部分がそこにつながっていくのかを、考えたことがあるでしょうか?
労務関係のリスクは、多くの場合、即時性のリスクではないため、
『気にはなっているが、具体的に対策をしていない。』
というケースがほとんどです。
『○○を××していないから、労働者から訴えられるかもしれない。』
というところまで具体的に考えているだけでも珍しいことです。
そうなると、気にはなっていても、見えていないのと同じです。
しかし、放置しておいて良いかと言えば違います。
不払残業代については、金銭的にも多い額の支払いにつながります。
労使トラブルは、労使双方の精神的な負担も大きいものです。
やる気をなくさせることの実害は、計りしれません。
労務関係のリスクと言えば、従来は、労働基準監督署対策が一般的でした。
しかし、本当に怖いのは、労働者の権利主張が強くなったことでの労使間トラブルであり、労働者のモチベーション低下が引き起こす業績不振なのです。
では、どうしておけば良いのか?
人間が定期健康診断を受けるように、労務関係も、定期的に健康診断を受けておく必要があります。
5年前には、ほとんど機能していなかったパートタイマーの有給休暇も、現在ではかなり一般的になってきました。
10年前には、精神疾患による休職者もほとんどみかけませんでした。
時代の流れとともに常識も変わって行きます。
自社のルールのどこに問題があり、どうしたリスクにつながるのか?
一度、チェックされてはいかがですか?
もちろん、当方でもお手伝いは可能です。
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