【質問】
労働基準監督署の調査の通知が来てしまいました。どうすれば良いでしょう?
【回答】
主として、日々の労務管理において、労働基準法違反がないかをチェックされます。
ただし、あくまでも、労働基準法に対してどうかという判断です。
どんなに、労働者が満足していて傍目にも良い待遇であっても、労働基準法上は問題があれば是正指導を受けることになります。
普段から、労働基準法を意識して、労働条件を決定していくことが一番の対策です。
【解説】
労働基準監督署の調査は、場合によっては厳しいものとなります。
不払があれば、賃金の支払いを命じられますし、労使双方が望んでいないようなことも、場合によっては強制されます。
早く帰りたいパートタイマーの休憩や、定期健康診断の強制は、その代表的な例です。
ただ、最近感じているのは、これを良い機会だと捉えることも1つだと思っています。
現状、なんとかすり抜けても、最終的に、労働者から訴えられることになれば、さらに大きな金銭的・精神的負担が生じます。
これを機会に、問題点や課題を明確にして、必要な対策は施しておくことが、結果的に経営者のためになるはずです。
不安な方は、まずは、当方を含め、専門家にご相談ください。
場合によっては、説明の仕方や考え方で、誤解を生じさせないこともできるかもしれません。
明日は、具体的にどんな調査が行われるかご紹介します。
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