新人さんの仕事。
見ていて大変そうです。
一生懸命頑張ってお客様対応しているわけです。
自分を思い出してみます。
いまや、社会保険労務士の分野においては、何にも怖いものはなかったりします。
だけど、初めは怖かったです。
電話を受けたり、訪問したり…。
何を聞かれるのかわからなくて、使えないなぁって思われたらどうしようって…。
自分を助けてくれたのは、前職で身に付けていた、
『2しか知らないことでも8ぐらい知っている風に話せる技術』
だったりします。
今でもだったりして…。
それはさておき、じゃあ、いつ楽になったのかなって考えると…。
『知っていないといけないこと』
『知っていなくてもいいこと』
この二つが明快に区別できるようになったときのように思います。
お客様の質問は様々です。
今でも、
『そんなことは知らねーよ。ていうか知る必要ないよ。』
っていうようなご質問をいただくこともあります。
ですが、当然、ちゃんとお答えします。
でも、インプットされていませんから、お調べして回答します。
そのときに、『調べて回答するのが当たり前なこと』だと相手に思ってもらえる堂々さと言いましょうか。出てるんだと思います。
もちろん、年数を重ねて、経験を積むにつれ、そういうことも、過去の事例と合わせて回答していけるようになるわけですが…。
ところが、不安に仕事をしていたころは、『全部即答しないといけないこと』に思えてしまいます。
そうしないと、頼りないって思われるんじゃないだろうかって。
頭の中に入ってるものしか出てきません。
頭の中に、どこにその情報があるかということしかインプットしていないこともあります。
まずは、
『知っていて当然で、即答するべきこと』なのか、『知らなくて当然で、お調べして回答すること』なのか。
この区別ができるようになることだと思います。
堂々と『お調べして回答しますね』と答えているスタッフを見ると、もう大丈夫だなと感じます。
じゃあどうしたらできるのか?
それが経験だと思います。
自分が頑張って調べて回答したことや、周囲の先輩が回答しているのを聞いて学ぶこと。
部下の回答手法が、教えてもいないのに、そっくりに回答しているのを聞いたりすると、すごくうれしかったりします。
あ~この人は、俺の電話を教材としてしっかり聞こうとしているんだって。
だから、お客様に説明するときに、わざと教材にされていることを意識して回答したりします。
そういう人は成長が速かったりします。
少し、話がそれてしまいましたが、新しく始めた仕事、不安な日々だと思います。
しかし、いずれは慣れます。
怖いけど、そこに飛び込んでいくことで、その経験がどんどんと蓄積されていくのですから…。
今回は、私の仕事でのお話でしたが、何でも一緒かなと…。
新しい仕事に取り組むのは、誰でも、いつでもとっても怖いですから。
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