増患・集患のご相談を受けた場合に一番困ったケースのご紹介です。
というのも、全てにおいて改善事項があり、どこからでも手をつけられるが、あまりにやることが多すぎました。
そして、どう考えても、院長先生と私だけで施策を実行するのが不可能だと判断して、ご提案したのが、スタッフを巻き込むことでした。
患者数が激減している医院でしたが、スタッフの危機感は0でした。
『患者さんが減って楽になった。』程度の感覚です。
しかし、先生ご自身は勤務医への転身まで検討されているような状況でした。
スタッフも、勤務先がなくなることをうれしくは思いません。なくなっても、別のところで働けば良いだけですが、慣れている職場にこしたことはありません。
ですから、スタッフに対して、実情を伝えることから始めました。
反応は様々でした。
中には、そういうことならと早々に転職先を探して転職していったスタッフもいました。
しかし、実情を伝えて、患者さんを増やすために一緒に頑張って欲しいと伝えたことで、頼ってもらえたことをうれしく思ってくれたスタッフもいました。
そこから賛同してくれたスタッフと様々な施策を実行しました。
まずは、施策実行以前に、そうしたスタッフの言動が変わりました。
挨拶、掃除、声かけ、今までは患者さんがまた来てくれるように、満足してくれるようにという気持ちで動いたこともなかったのでしょう。